今回は非常にマニアックな速弾きで使えるフィンガリング方法を紹介したいと思いますw
アークストームのギタリスト・太田カツさんが2011年に出した教則DVD『太田カツ直伝 ハイ・ディメンション・ギター・プレイ』の中で太田カツさんがこのマニアックなフィンガリング方法を紹介されていたことで、僕は知ったのですが...
当時は全くできなかったんです_:(´ཀ`」 ∠):
どんなフィンガリングなのか!?
それは押弦の際に『完全には押さえ込まない』というものなのです!!(以後押さえ込まない)
『押弦の時に押さえ込まなくて良いわけねーだろ』
というクレームが聞こえてきそうですが、やり方は後ほどちゃんと説明しますねw
この『押さえ込まないフィンガリング』を習得することで
- 速弾きをスムーズに弾きやすくなる(スピードアップが可能)
- 速弾きでの表現力が増える
というメリットがあるのでぜひ、使えるようにして欲しいと思います🤩
それではさっそく見ていきましょう_φ( ̄ー ̄ )
コンテンツ
押さえ込まないフィンガリングのやり方!
本当に微妙な違いなのですがw
完全に押さえ込まない場合は実音が出るギリギリで押弦し、イメージ的にはスキャロップ指板でフィンガリングするような軽いタッチで押弦する感じですね!
当然ですがただ現に触れているだけでは実音が出ず、ブラッシング音になるので注意が必要です⚠️
また使用している弦のゲージ・ネックの状態・フレットのタイプなどで微妙に変わるので一概にこれぐらい押さえれば良いとは言えないので、実音が出るギリギリのラインで判断してくださいw
『押さえ込まないフィンガリング』と『通常のフィンガリング』のサウンドの違いについて!
教則DVD内で太田カツさんが仰ってたのは通常の完全に押さえこむフィンガリングの場合は『1音1音が長くなる』のに対して押さえ込まないフィンガリングでは『1音1音が短くなる』
そして音が短くなることで『速弾きが攻撃的なサウンドになる』と。
このように解説されていました✅
また特にリア・ピックアップをセレクトしている場合に押さえ込まないフィンガリングをすることで攻撃的なサウンドになると仰ってましたね!
このように速弾きで
- 押さえこむフィンガリング
- 押さえ込まないフィンガリング
を使い分けることでサウンドを変化させることができるので表現力のバリエーションを増やすことができるというわけです(←超マニアックだけどw)
習得はかなり難しい!?
これはかなり苦戦すると思いますw
まず通常の押さえこむフィンガリングである程度、速弾きができないと、難しい...
というか出来ない状態でこのフィンガリングを練習すると悪い癖がつく可能性まであるので、初心者や『まだ速弾きが出来ないよ〜』という方はまずは『完全に押さえこむフィンガリング』で速弾きの習得を目指すことをおすすめします✅
逆に『バリバリ速弾き弾ける』という方は繰り返しになりますが『スキャロップ指板のような軽いタッチでのフィンガリングをイメージ』することで比較的、早く習得できるかも知れませんね♪( ´θ`)ノ
押さえ込まないフィンガリングを弾けているように聴かせるコツ!
これは速弾き全般に使える裏技ですがw
各拍の頭と最後の音をしっかり出すことで中の音が多少怪しくても弾けているように聴こえます🥺
今回で言うとまずは拍の頭と最後はしっかり押さえ込んで、中の音は押さえ込まないという感じで弾いてみるとそれっぽく聴こえやすいでしょう。
これはこれでかなり難しいですが押さえこむフィンガリングと押さえ込まないフィンガリングを瞬時に切り替える練習になるのでどのみち練習効果に期待ができるでしょう(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
軽いタッチ=力を完全に抜くではない!?
押さえ込まないフィンガリングは軽いタッチでと書きましたが、勘違いしてはならないのが『軽いタッチ=力完全に抜くではない』ということなんです(⊙_⊙')
この感覚で押さえ込まないフィンガリングをすると、恐らくブラッシング音だらけの音になってしまいます_:(´ཀ`」 ∠):
実際はフィンガリングで押さえ込まない状態をキープする最低限の力が必要となります✅
例えば完全に押さえ込むフィンガリングの場合でも強く押弦し過ぎると音がシャープ(上がる)してしまいます。
つまり、シャープしないように一定の力でコントロールしているわけです!
なので正しくは『一定の力加減を少しだけ弱くする=軽いタッチ』ということに♪( ´θ`)ノ
この辺りがこのフィンガリングの難しいところ及びマニアックな所ですねw
太田カツさんってどんなギタリスト?
太田カツさんは初期のイングヴェイを忠実に再現している凄腕ギタリストで日本にイングヴェイ・フォロワーのギタリストは数多く存在しますが、その中でもカツさんの再現度は群を抜いていますね!(イングヴェイ愛はケリーさんが最強と思いますがw)
またとにかくフィンガリング・フォームが綺麗で上手いので、フィンガリングに悩んでいる方はぜひ参考にして欲しいなと思います!
ネオクラが好きな方はアークストームが絶対にどハマりするので、聴いたことがない方はぜひチェックしてみてください♪( ´θ`)ノ
また今回紹介した『押さえ込まないフィンガリングをもっと詳しく知りたい』という方は太田カツ直伝 ハイ・ディメンション・ギター・プレイ』をチェックすることをおすすめします✅
またこちらのDVDではチョーキングやビブラートなどの表現力についても解説されているのでワンランク上のギタリストを目指す方にもぜひ観て頂きたい内容になってます〆(・∀・@)