テクニカルな速弾きができるようになるために日々、フィンガリング強化に励んでいるロックギタリストは多いと思いますw
そのため『メカニカル・フレーズ』などでトレーニングしている方も多いのではないでしょうか?
しか〜し!!!
フィンガリングを強化するにはコード(コードワーク)を練習する方が遥かに効果があるんです♪( ´θ`)ノ
なぜなら速弾きフレーズは弦に対して1音ずつ弾いていくのに対してコードは瞬時に複数の指で押さえなければならず、そのためコードを押さえる方がフィンガリングに負荷がかかるのです!
つまり!!!
フィンガリング性能を今よりも上げたいのであればコードの練習も取り入れた方がフィンガリング強化を効率よく行えるというわけです🤩
特にジャズ・フュージョンなどで使用されるテンションコードなどは『普段パワーコードしか弾いてない』という場合には瞬時に押さえるのが非常に難しいと思います。
が!!!
だからこそフィンガリング性能を爆上げ可能になるんです!
しかも!?
速弾きだけでなく『コードワークも上手くなる・単純にコードが覚えれる』というメリットもあるのでぜひ練習に取り入れて欲しいですね(*´Д`*)
この記事では、まずいくつかのエクササイズ・フレーズを紹介していき、その後にコードが上達する練習法・効果的な方法を紹介していきたいと思います!
それでは修行開始〜!!!
コンテンツ
全音符でセーハ型のセブンスコードを弾いてみる!
こちらはセーハ型のセブンスコードでリズムは全音符なんですが、ちゃんと弾くとなるとかなり難しいんですw
というのもコードチェンジの瞬間に隙間(意図しない休符)が入りやすいんですよ(⊙_⊙')
なので攻略ポイントとしてはしっかりリズムの裏を感じて『ギリギリまで音を伸ばして次のコードに移る』を意識して練習することですね!
またこの辺りのコードはロックでも頻繁に出てくるのでセーハ型のセブンスコードを知らないという方は覚えておいて損はないでしょう_φ( ̄ー ̄ )
ジャズ・ブルースで使用される『ターン・アラウンド』のコード進行
ターンアラウンドとは主にブルース進行の最後の2小節のことを指し、ブルース・セッションなどで締めくくる時や次の展開にいくキッカケを作る時に登場する重要なコード進行なのですが!?
ここではターンアラウンドを『ジャズブルース風のコード進行で弾いてみよう』ということでテンション・コードを使用していますよ〜!
この手のコードワークにアレルギー反応を起こす方もいるかもですがw (僕も昔はそうでしたw)
ある程度の規則性があるので、見た目よりは弾きやすいと思います!
またターンアラウンドのコード進行の引き出しを増やすという意味でも覚えておくと良いでしょう_φ( ̄ー ̄ )
D7(9)に13thを足して小指を鍛える!
譜面ではD7(9)とだけ表記していますがD7(9.13)も含まれています。
アース・ウィンドウ&ファイアーのギタリストでカッティングの名手であるアルマッケイ風のこのフレーズは小指を鍛えるのに適しており、また8分・16分の細い休符も出てくるのでリズム面も同時に鍛えることが可能になっています♪( ´θ`)ノ
その他のポイントは『いかに小指で瞬間的に押弦・離すことができるか?』
このタイミングがズレるとコード自体も綺麗に鳴らすことができず、リズムも不安定になりがちなので小指の移動を意識して練習すると良いでしょう〆(・∀・@)
ディミニッシュコード入りのバッキングで鍛える!
ロックでは『スウィープ』でよくディミニッシュを弾くことが多いですが、このようにディミニッシュコード入りのバッキングはあまり弾くことがないと思います👀
ディミニッシュは不安定な響きのコードですが、上手く使うことでコード進行をスムーズにさせることができます!
ジャズではかなり頻繁に出てくるお馴染みのコードで、さらにディミニッシュは3フレットずつズラすことが可能で、その特性を活かしたコードワークも可能になるので覚えておくと便利です_φ( ̄ー ̄ )
連続ツーファイブを攻略せよ!
この練習フレーズは2小節ごとに転調し、その度に『ツーファイブ』といわれるジャズ必須のコード進行が出てくるというものになっています♪( ´θ`)ノ
スムーズにコードチェンジするのがなかなか難しいですが、その分フィンガリングに負荷を与えることができるので強化につながるでしょう。
いきなり弾く前に1つ1つのコードの押さえ方やリズムを確認してから練習することが攻略ポイントとなります_φ( ̄ー ̄ )
『ここまでのコードバッキングが楽勝で弾けた🥺』
という方はコードプレイのスキルが既に身に付いているため、きっと速弾きにも対応できるフィンガリングとなっているので自信を持って良いでしょう✅
練習フレーズが弾けなくても問題はない!
では逆に練習フレーズが全く弾けなかった(泣)
という方も心配無用です!
なぜならまず『コードプレイが上手くできなかった』という事実を知れたことでコードを練習するようになるからです(⊙_⊙')
僕もそうですがテクニカルなギタープレイに憧れてギターを始めた場合は速弾きのテクニック習得に全力を注ぐことが非常に多く
- セブンスコード
- テンションコード
などを重点的に練習する人は少数でしょうw
そしてコードを押さえる難しさに気づかなければコードを重点的に押さえたり・コードチェンジに練習時間を割くこともしないので『ずっとコードが苦手』のままに時が経ってしまいます...
しかし!!!
コードの難しさ・重要性に気づくことで自然とコード練習に時間を割くようになり、その結果、フィンガリング強化になり、目的のテクニカルなプレイの精度も爆上がりするのでこの気づきが非常に大事といえます(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
僕がコードの練習をした理由は『悔しいから』
僕はメタルという音楽ジャンルが好きで、ギターを始めたのもメタルギタリストになりたかったからなんですw
そのため、メタルで使用される
- 16分音符の高速ボトムリフ(刻み)
- スウィープ・フルピッキング・レガート・タッピング
みたいなテクニックは鬼のように練習していたのですが、逆にコードプレイはほとんど練習していなかったため、めっちゃ下手だったんですよw
多分、アコギ始めて1年ぐらいの初心者の方が僕よりコードプレイが上手かったと思います(*´Д`*)
なのである時から、コードが上手く弾けないことに対して『悔しいな』と思うようになったんですよw
メタル系の速弾きが出来ても、コードを弾いたら素人みたいなプレイになる自分が許せなくなり
『だったらやってやろうじゃね〜か!!!』
という感じで鬼のようにコードの練習をするようになったわけです♪( ´θ`)ノ
時間をかけて練習した結果、それまでは苦手だったコードプレイができるようになりました。
そしてコードプレイが上達すると僕にある変化が起こりました。
それは!?
『速弾きが上手くなった』
んです!
最初は理由がよく分かりませんでした(⊙_⊙')
なぜならその期間はほぼ速弾きの練習をしてないわけですから。
しかし!!!
ある時に僕は気づいたのです。
『コードを練習したことでフィンガリングが強化された』
のだと💪🤩
これは冒頭でも書いたようにシングル・ノートを弾くだけでは得られない刺激・負荷が加えられたことでフィンガリング性能が向上したと考えられます。
『コードを練習する=テクニカルプレイが上達する』
という事実が分かれば俄然やる気が出てきますよね?
つまりこの記事内で紹介した練習フレーズが全く弾けなかったとしても、それは現時点での話で、これから弾けるようになればOKなんですよ!
そして練習することで僕と同じ恩恵が必ず得られるでしょう✅
ではどうすれば『コードプレイが上達するのか?』『コードプレイが上手く出来ない理由・原因は何か?』が知りたい所ですよね!?
なので次項からは僕が実践して効果のある練習方法や上手く出来なかった原因について紹介していきます_φ( ̄ー ̄ )
コード・フォームが分からなくて上手く押さえられない説!
現在、パッと押さえられるコードはTAB譜やコードBOOK・アプリを見なくてもコード・フォームが分かると思います✅
逆に押さえたことがないコードや知らないコードの場合は『コード・フォーム』がそもそも分からないんですよw
このようなコード(特にテンションコード)はいきなり弾くのではなく、あらかじめコード・フォームを入念に確認してTAB譜やコード・ブック等を見なくても弾ける状態にしておくことが重要です💡
『あれ?このコードどうやって押さえるんだっけ?』
という状態だと指が迷ってしまい、瞬間的にコードを押さえることが出来ないんですよ(*´Д`*)
なのでまずはコード・フォームを完全に覚えた状態にしてから練習することをおすすめします!
そして出来れば様々なルートのテンションコードは載っているコードブックを1冊持っておくと良いと思いますね✅
アプリでもコード表が見れるものもありますが、テンションコードなどは課金しないと見れなかったり、また様々なルートに対応していないものも多いので、コードブックの方が個人的には良いと考えています。
この本は僕が実際に使用したコード・ブックでめちゃくちゃ多くのコードが載っていて、もしこの本の全てのコードを押さられるようになれば『スタジオ・ミュージシャン』になれるレベルに達すると思いますw
また辞書的な感じでも使えるので持っておいて損はないおすすめの1冊です🤩
定期的に自分の演奏を録音する!
これはコードプレイだけでなく、ギタープレイ全体にいえることですが、定期的に自分の演奏を録音すると良いでしょう✅
音源に合わせて弾いている時は弾けているように聴こえても、実際に録音してみると!?
- コードが綺麗になっていない
- コードチェンジの瞬間に意図しない休符が入っている
などの様々な粗が見つかると思いますw
しかし、録音することで改善点も見つけることが可能で、また自分がどれだけ成長できているかを確認することもできるので定期的に録音してみると良いでしょう。
どうやって録音するの?
本格的にレコーディングする場合はPCの音楽制作用ソフトで行った方が良いですが、簡易的にギタープレイを録音するだけであればガレージバンドとかで十分ですね!
ガレージバンドはMac版の他にiOS/iPadOS版があり、いずれかのデバイスがあれば無料で使用することが可能です💡
つまり!!!
- iPhone
- iPad
があれば無料でガレージバンドが使えるわけです🤩
ただし、iPhone・iPadとギターを繋ぐには『オーディオインターフェイス』というものが必要になってきます。
『iRig Pro』は音質が良く・シンプル設計で誰でもすぐにギターとデバイスを繋いで音が出せるのでオススメですね!
またアプリ版のガレージバンドでも音楽制作が可能なので持っておいて損はないです_φ( ̄ー ̄ )
まずはコードを押さえて綺麗に鳴らせるか確認!
まず新たなコードを練習する場合、『コードを押さえて綺麗に鳴らせるか?』を確認しましょう✅
この時に何度やっても綺麗に鳴らない場合は指が寝ていて音が鳴らない可能性があるので指を立てるなどして、綺麗に鳴るポイントを探りましょう👀
それでも綺麗に鳴らない場合は『指が開かない』ことが原因の可能性が高いので指の間を拡張して開く状態にすることで綺麗にコードが鳴らせるようになります!
特にテンションコードの場合は4本指をフルで使用して押さえることが多いので、指が開かないことで上手く押さえられないというケースが多々あるのです。
しかし!!!
この指を開くようになることはまさしく!!!
『フィンガリング強化』
に繋がりフィジカル面を鍛えることでプレイが安定するのでストレッチ含みのコードを押さえるなどして徹底的に指をイジメ抜きましょうw
離れた位ポジションから瞬時にコードを押さえる練習をする!
それでは瞬時にコードを押さえるための効果的な練習法を紹介しましょう♪( ´θ`)ノ
まずはあえて目的のコード・ポジションから離れた位置に左手を置きます。
またこの段階では左手は目的のコードの形にしなくてOK!(というかしてはダメw )
そこから目的のポジションに一気に移動して、瞬時にコードを押さえる。
という練習が超効果的です!
一般的に『コードチェンジのコツ』といえば今現在押さえているコードと次のコード・フォームの共通点(押さえる弦や指の形など)を見つけてコードチェンジすることが挙げられます。
もちろん、これはコードチェンジのコツなんですが、難解なコードが連続するようなコード進行では、このコツだけでは通用しないんですw
なので一瞬で目的のコードフォームを形成できるフィンガリング力やコードの形を瞬時で作れるように指(脳)にインプットさせる目的でこの練習がめちゃくちゃ有効なんです!!!
この練習は
- コードブックを見なくてもコードフォームが分かる
- コードが綺麗に鳴らせる
状態になってから次のステップとして行うことをオススメします♪( ´θ`)ノ
『コードフォームが分からない』『コードが綺麗に鳴らせない』
という状態では何度やっても上手くいくことはなく、逆に上達を遅させてしまうので注意してください〆(・∀・@)
コードを覚える時はコード進行の中で覚えていく!
コードを覚えるときはコード・ブックなどに載っているものを順番に覚えていくのではなく、この記事で紹介したようなコード進行(コードバッキング)を使って覚えるようにした方が良いです👀
これはコード・ブックは押さえ方やコードの構成音を把握するには適していますが、暗記しても音楽的な意味では効率が悪いからです。
もちろん『単純にコードを押さえるだけで良い』という場合なら暗記でも良いんですが、超人的な記憶力がない限りすぐに忘れてしまいますw
またコード進行で覚えた場合は1つの練習で
- 複数のコードが一気に覚えられる
- コードチェンジのスキルも身に付く
- コードファンクション(コードの機能・役割)が理解できる
というメリットや将来的に作曲をしたいという場合にも役立つでしょう✅
なのでコード中心の練習フレーズや好きなミュージシャン・バンド・ギタリストの曲を使って練習することで効率よくコードを覚えることが可能になるでしょう〆(・∀・@)
ストレッチが必要なコードを押さえることでフィンガリング性能を上げれる!?
ストレッチがかなりキツいようなコードを押さえることで指が大きく開くようになるので修行を兼ねてチャレンジしてみましょうw
最初は上手く押さえられなくても問題ありません!
なぜなら、強烈なストレッチをすることで指の拡張ができるため、修行を積み重ねることで指が開くようになります。
そうなれば、コードを押さえることも、ワイドストレッチでの速弾きやレガートなどにも対応できるようになるので、このような極端なストレッチ含みのコードを押さえる練習も取り入れると良いでしょう(腱鞘炎に気をつけてw )
まとめ
というわけで『コードを練習することでフィンガリング性能が上がる』というテーマで書いてきましたが、本当にコードの練習はギター上達に欠かせないものだなと今は思っていますw
またコードプレイが上達すると、ジャズやフュージョンなど他の音楽ジャンルのギタープレイもできるようになるのでギタリストとして幅広いプレイができるようになるというメリットもあります。
現在、『指があまり動かなくて悩んでいる』『速弾きの精度をもっと上げたい』という方はコードプレイを練習に取り入れるので改善できると思うのでぜひ、実践してみてください!
それではまた_φ( ̄ー ̄ )