チョーキングはロックギターにおいて非常に重要なテクニックの一つで、
チョーキングを聴けばそのギタリストの実力がある程度分かってしまいますw
チョーキングはエレキギターの基本テクニックですが
表現力の部分がかなり難しくて一生をかけて追求するに値するテクニックだと思いますねᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ
チョーキングってどんなテクニック?
チョーキングは押弦している弦を持ち上げる(下げる場合もある)事により
音程を変化させるテクニックです🤩
チョーキングという呼び方は日本特有の呼び方で、
海外ではベンディングと呼ばれてます☝️
間違えてペ○ティングと言わないように気をつけましょうw
チョーキングの種類について!
1音チョーキング・・・押弦している音程を1音上げるチョーキングで僕は普段ノーマルチョーキングと勝手に呼んでます🤩
半音チョーキング・・・押弦している音程を半音上げるチョーキング💡
1音半チョーキング・・・音程を1音半上げるチョーキング
2音チョーキング・・・音程を2音上げるチョーキングで、ギターのセッティング(ネックの状態、弦のゲージ、テンションの状態)などがバッチリしてないと厳しいかも💦
クォーターチョーキング・・・音程を4分の1上げるチョーキングでブルースギタリストが多用します。
なので音の雰囲気や表現力を耳で覚える為にブルースを聴くとニュアンスが分かりやすいと思います🤩
ポルトメント・チョーキング・・・目的の音程までゆっくりと上げて行くチョーキング。ここでは例としてPort.CにしてますがPort.H.CやPort.1H.Cなどバリエーションがあります。
ハーモナイズド・チョーキング・・・1弦8fは普通に押弦して2弦8fを1音チョーキングする事で和音を作る事が出来るチョーキング。
ユニゾン・チョーキング・・・1弦12fを普通に押弦したまま2弦15fを1音チョーキングする。
そうすると両方の音がユニゾンとなる(ここではEになる)
ユニゾンさせる事により音に厚みが出るのでロックではよく使われますᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ
ダブル・チョーキング(ダブル・ベンド)・・・名前の通り2本同時にチョーキング(ここでは半音チョーキング)するのですが、かなり指に負担がかかると思いますw
チョーク・アップ・・・目的の音程に上げた状態にしてピッキングをして音を出します。
ピッキングの前に音を出さないで瞬間的に弦を持ち上げておかなければならないので最初はかなり苦戦するかもです🥶
チョーク・ダウン・・・チョーキングもしくはチョーク・アップで上げられた音程を元の音程に戻すテクニックがチョーク・ダウンです。
ポイントは力を抜いて惰性で戻すと音が途中で途切れるので
チョーキングの逆の動き(チョーキングのやり方は後で書きます)でしっかり戻す事が大事です✅
『チョーキングは手首でかける』と言われるが
『チョーキングのやり方はよく手首を使ってドアノブを回すように』と形容されますが
確かに感覚的にはかなり近くてギターの初心者の方には日常生活で行っている動きなので
分かりやすいんだと思います!
しかしながら、人体の構造上手首だけを回転させるのは不可能なんです(⊙_⊙')
試しに家のドアノブを左手で左向きに回してみて下さい
👀
左手首が回転した方向に前腕や二の腕が回転すると思います✅
なので手首が回転している訳ではないんですね👀
チョーキングをかける上で手首の動きは重要ですが、
その手首を動かしているのは手首ではないという意識を持つ事により、
チョーキングだけではなくギタープレイ全体における
身体の使い方が分かるようになってきます🤩
『手首を回転させてチョーキングするんだよ』と言われれば
手首だけに意識が行ってしまい
身体の連動などに意識がいかなくなるので、
よく分からない人はとにかく家でドアノブを回している時に
どのような身体の使い方になっているかを研究してみて下さい!
それが分かれば、チョーキングでの身体の動かし方も理解できるはずです🤩
この手首は回転しない説について動画で解説しています👇
チョーキングのかけ方について!
先ほど手首が独立して回転しないと書きましたが
(便宜上『手首の回転』という表現を一部使います)
まずチョーキングをかける際の悪い例をご覧くださいw
薬指1本でチョーキングをかけようとしてます。
この状態だと指の屈伸で弦を持ち上げる事になり
瞬間的に目的の音程に上げられないです。
この場合(薬指でチョーキングする場合)人差し指と中指
そして薬指の3本で弦を上げるイメージでチョーキングします🤩
そして親指は5、6弦をミュートするような感じにすると
ロックフォーム(ネックを握り込むスタイル)となります💡
人差し指の付け根がネックに密着する事で回転時に『てこの原理』により
弦が持ち上げやすくなりますᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ
てこの原理は親指でネックをホールドさせてないと上手く作用しないので
親指が非常に大事です✅
こちらのフォームは親指は掛かっていて3本の指で持ち上げようとしてますが、
こちらも良くないんです🥶
親指が人差し指の延長線上になく
さらにに手のひらがべったりネックについている為に
てこの原理が作用しない(この状態では手首は回転しない)
そして弦を持ち上る前に指3本が綺麗に上を向いていますが、
この状態で弦を持ち上げるには
指の屈伸に頼る事になるのでこれも良くないです。
こちらが普段僕が薬指でチョーキングをかける時のフォームです。
(この画像はチョーキングしている状態です)
青い線は手首を回転させるのに必要なラインで、
画像では肩からスタートしてますが肩甲骨からスタートするイメージで
このように連動することで最後に手首が回転するという事です。(回転しているように見える)
そして黄色のラインですが、
僕の場合は手首を左回転させるというよりは
右肩方向に弦を持ち上げるための力を加えるイメージでチョーキングをしてます。
親指もしっかりホールドしてますので
”てこの原理”が作用して余弦ミュートも行えます🤩
ここで補足として書きますが
これまで書いてきたフォームや身体の使い方は6弦ギターでのお話です。
僕自身は使いませんが最近は多弦ギターを使用するギタリストも増えてきてます。
7弦ギター、8弦ギターとなるとネックが太くなる為に物理的に握り込めない場合があり
そうなるとクラシックフォームでチョーキングをしなければならないので
また別の身体の使い方が必要になってくると思いますね(⊙_⊙')
もし多弦ギターのチョーキングのやり方を知りたいという方は、
普段から多弦ギターを使っているギタリストを研究してみると良いと思います🤩
チョーキングは耳が命!
チョーキングはポルトメント・チョーキング以外は
瞬間的に目的の音程にしなければなりません👀
チョーキングで正確なピッチを瞬間的に出すには
普段から自分のチョーキングのピッチを
神経質なぐらい確認する事が必要なんです(⊙_⊙')
チューナーを使ってチョーキングの練習をすると
自分のチョーキングのピッチを把握する事が出来るので
正確なピッチの時の音をとにかく耳で覚えていきます。
ピッチが悪いままチョーキングをやり続けると
音感自体が悪くなり音が外れていても気づけない状態になるので注意⚠️
まずは正確なピッチを耳で覚えて自分のチョーキングのピッチが
目的の音程に対して低いか高いかを判断できる耳にする事が重要です🤩
とにかくチョーキングが上手いギタリストは皆、耳が異常に良いんですよね👂
僕がチョーキングが凄いなと思うギタリストはやはりイングヴェイですね!
本当に鳥肌が立つレベルですw
耳を鍛える為にチョーキングが素晴らしいギタリストそして色々な音楽を聴いて耳を鍛える事が
チョーキングをマスターする為に必要だと思いますので色々聴いてチョーキングをマスターしましょう✨
そして本日12月13日はXJAPANのギタリストhideさんの誕生日です😆
なのでXの紅を弾いた時の動画を貼っておきます〆(・∀・@)