
現在のサイバー攻撃で、iPhoneユーザーが気を付けたいこと
出典:IPA「自分の個人情報等が漏えいした際の『対処』と『日頃の対策』」
フィッシング対策協議会の2026年9月の報告では、寄せられたフィッシング報告は94,661件。これは被害者の人数ではなく、協議会への報告件数です。Appleをかたるものや、受信者の氏名が入った偽メールも確認されています。ただし、特定の漏えい事故と個々の偽メールの関連は分かっていません。 つまり、「僕の名前が書いてあるから本物!」とは判断できないわけです。AIで文面が作られたとみられる例も報告されていて、日本語の自然さだけで見抜こうとするのも限界があります。出典:フィッシング対策協議会「2026/09 フィッシング報告状況」
さらにAppleも、古いiOSを狙い、悪意あるウェブコンテンツを通じてデータが盗まれるリスクがある攻撃について案内しています。なので「怪しいものに触らない」と「本体を更新する」は、両方やっておきたい対策なんですよね。出典:Apple「iPhoneをWeb経由の攻撃から保護するためのiOSのアップデート」。この案内で対処済みとされる攻撃と、将来の未知の攻撃は別です。
| 危険の入口 | 主な対策 | 設定だけでは残る部分 |
|---|---|---|
| 古いOS・アプリの弱点 | 01〜03の更新 | 未知の弱点まで完全には防げない |
| 偽サイト・認証情報の流出 | 11・14・15・25 | 自分でコードを教える、操作を承認する |
| 盗難・のぞき見 | 04〜10・16 | 解除したまま他人へ渡す行為 |
| アプリへの過剰な許可 | 17〜24 | 送信済みデータの回収 |
| サービス提供企業からの流出 | 登録情報を減らす、使い回しをやめる | 企業側のシステムへの侵入そのもの |
全部は大変!という人は、この8つから
40項目を一気に終わらせなくても大丈夫。まずは①iOS更新、③アプリ更新、④パスコード、⑦通知、⑨盗難保護、⑩探す、⑪2ファクタ認証、⑭パスワード整理から確認しましょう。 これは本記事での優先順位です。復旧方法の準備も忘れずに。残りは翌日以降、家族と一緒に少しずつ進めてもOKですよ〜!設定が苦手な人へ。図は上から順に押せばOK!
「タップ」は画面を指で軽く1回押すこと。「長押し」は指を少し置いたままにすること。「オン」は有効、「オフ」は無効です。スイッチは色だけでなく、つまみの位置や画面の表示も確認しましょう。- 「設定」は歯車のマークのアプリです。
- 「自分の名前」は設定画面の上にあるApple Accountの欄です。古い表記ではApple IDと呼ばれます。
- 設定名が見つからなければ、設定アプリ内の検索欄に「通知」「AirDrop」などと入力します。
- 「設定」→「アプリ」→「Safari」と書いてある場合は、順に画面を開きます。古いiOSでは「アプリ」を挟まず直接Safariなどが並ぶ場合があります。
- 画面にない項目は無理に探し続けず、機種・iOS・地域・管理制限の違いを確認して次へ進んでOKです。
本体とロックの設定
01|iOSを更新して、狙われる「穴」をふさぐ
開く順番:設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート → 自動アップデート
- 歯車の「設定」を開き、「一般」を押す。
- 「ソフトウェアアップデート」を押し、利用できる更新を確認する。
- バックアップと充電、安定したWi-Fiを用意して、画面の案内どおりに更新する。
- 「自動アップデート」で自動ダウンロード・自動インストールを有効にする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
02|バックグラウンドのセキュリティ改善も受け取る
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → バックグラウンドでのセキュリティ改善
- 「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開く。
- 「バックグラウンドでのセキュリティ改善」を探す。
- 「自動インストール」をオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
03|アプリも自動更新にする
開く順番:設定 → アプリ → App Store
- 「設定」→「アプリ」→「App Store」を開く。
- 「アプリのアップデート」をオンにする。
- 急ぎの修正が発表されたときはApp Storeを開き、自分のアカウント画面から手動でも更新する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
04|誕生日のパスコードを卒業する
開く順番:設定 → Face IDとパスコード → パスコードを変更 → パスコードオプション
- 「Face IDとパスコード」を開き、現在のコードを入力する。
- 「パスコードを変更」を押す。
- 「パスコードオプション」から、覚えて管理できる長めの数字や英数字を選ぶ。
- ホームボタン搭載機では「Touch IDとパスコード」を開く。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
05|Face ID・Touch IDを使う
開く順番:設定 → Face IDとパスコード → Face IDを設定
- 「設定」→「Face IDとパスコード」を開く。
- 「Face IDを設定」を押して、自分の顔を登録する。
- 「iPhoneのロックを解除」を有効にする。
- Face ID搭載機では「Face IDを使用するには注視が必要」も、利用に支障がなければオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
06|置きっぱなしでも短時間でロックする
開く順番:設定 → 画面表示と明るさ → 自動ロック
- 「設定」→「画面表示と明るさ」を開く。
- 「自動ロック」を押す。
- 30秒または1分など、無理なく使える短い時間を選ぶ。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
07|ロック画面にメールや認証コードを出さない
開く順番:設定 → 通知 → プレビューを表示
- 「設定」→「通知」を開く。
- 「プレビューを表示」を押す。
- 「ロックされていない時」を選ぶ。より隠したければ「しない」を選ぶ。
- メールやメッセージなど個別アプリの通知設定も確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
08|ロック中に使える機能を絞る
開く順番:設定 → Face IDとパスコード → ロック中にアクセスを許可
- パスコード設定を開き、下へスクロールする。
- 「ロック中にアクセスを許可」を探す。
- 「メッセージで返信」「Siri」「コントロールセンター」など、ロック中に不要なものをオフにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
09|「盗難デバイスの保護」をオンにする
開く順番:設定 → Face IDとパスコード → 盗難デバイスの保護
- 「盗難デバイスの保護」を開いてオンにする。
- 追加の対策を場所に関係なく使いたい場合は、待機条件の「常に」を選ぶ。
- 表示される説明を読み、設定変更時の待機時間を理解しておく。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
10|なくす前に「iPhoneを探す」を有効に
開く順番:設定 → 自分の名前 → 探す → iPhoneを探す
- 「設定」の一番上にある自分の名前を押す。
- 「探す」→「iPhoneを探す」を開く。
- 「iPhoneを探す」「探すネットワーク」「最後の位置情報を送信」を、表示される範囲でオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
アカウントの設定
11|Apple Accountの2ファクタ認証を確認
開く順番:設定 → 自分の名前 → サインインとセキュリティ → 2ファクタ認証
- 自分の名前から「サインインとセキュリティ」を開く。
- 「2ファクタ認証」が有効か確認する。
- 未設定なら案内に従って設定し、確認コードを受け取れる電話番号を登録する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
12|知らない端末がログインしていないか調べる
開く順番:設定 → 自分の名前 → 画面下のデバイス一覧
- 「設定」→自分の名前を押す。
- 下に並ぶ端末を1台ずつ押し、機種などを確認する。
- 自分のものではないと確認できた端末は、アカウントから削除する。
- 不正利用が疑われる場合はApple Accountのパスワードも変更する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
13|復旧用連絡先を用意する
開く順番:設定 → 自分の名前 → サインインとセキュリティ → 復旧用連絡先
- 「サインインとセキュリティ」を開く。
- 「復旧用連絡先」、または「アカウントの復旧」内の該当項目を開く。
- 「復旧用連絡先を追加」から、信頼できる家族などを選び、案内に従う。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
14|漏れた・使い回したパスワードを直す
開く順番:パスワードアプリ → セキュリティ → 対象アカウント
- 「パスワード」アプリを開いて本人確認する。
- 「セキュリティ」で警告のあるアカウントを確認する。
- 各サービスの公式アプリや正規サイトで、別々の強いパスワードに変更する。
- 「設定」→「アプリ」→「パスワード」で、漏洩の危険があるパスワードの検出をオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
15|対応サービスは「パスキー」を使う
開く順番:各公式アプリ → アカウント設定 → セキュリティ → パスキー
- 利用サービスの公式アプリを、自分で開く。
- アカウント設定の「セキュリティ」などから「パスキー」を探す。
- 登録の案内に従い、Face IDやTouch IDで確認する。
- 一度ログインできるか試しておく。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
16|メールなど大事なアプリに追加の鍵を
開く順番:ホーム画面 → アプリを長押し → Face IDを必要にする
- ホーム画面で対象アプリのアイコンを長押しする。
- 「Face IDを必要にする」などの項目を押す。
- 画面の案内に従ってロックする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
アプリへの許可の設定
17|位置情報はアプリごとに必要な分だけ
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → 位置情報サービス → 各アプリ
- 「位置情報サービス」を開く。
- アプリを1つずつ選ぶ。
- 不要なものは「許可しない」、利用中だけ必要なら「このAppの使用中」などを選ぶ。
- 細かな位置が不要なら「正確な位置情報」をオフにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
18|写真を全部見せず、必要な写真だけ許可
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → 写真 → 各アプリ
- 「写真」のアクセス許可一覧を開く。
- 対象アプリを選ぶ。
- 「制限付きアクセス」などを選び、必要な写真だけ追加する。
- 写真を使わないアプリはアクセスを許可しない。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
19|連絡先の「丸ごと許可」を見直す
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → 連絡先 → 各アプリ
- 「連絡先」のアクセス許可一覧を開く。
- 対象アプリを選ぶ。
- 不要なら許可せず、対応していれば「制限付きアクセス」を選ぶ。
- 選択した連絡先を編集し、必要な人だけに絞る。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
20|カメラ・マイクの利用許可を整理
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → カメラ/マイク
- 「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」を開く。
- 不要なアプリをオフにする。
- 戻って「マイク」も同じように確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
21|Bluetooth・家庭内ネットワークの許可も点検
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → Bluetooth/ローカルネットワーク
- 「Bluetooth」のアプリ一覧で不要な許可をオフにする。
- 同じ画面に戻り「ローカルネットワーク」も確認する。
- プリンターやテレビ連携など、目的が説明できるものは残す。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
22|アプリをまたぐ広告追跡を断る
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → トラッキング
- 「トラッキング」を開く。
- 「アプリからのトラッキング要求を許可」をオフにする。
- 既に許可したアプリも確認し、追跡を認めたくないものはオフにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
23|アプリが何にアクセスしたか見えるように
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → アプリプライバシーレポート
- 「アプリプライバシーレポート」を開く。
- オフならオンにし、普段どおり使う。
- 後日、データやセンサーへのアクセス、通信先の記録を確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
24|位置共有や他人との共有をまとめて確認
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → 個人情報安全性チェック
- 「個人情報安全性チェック」を開く。
- 普段の点検なら「共有とアクセスを管理」を選ぶ。
- 相手やアプリごとに共有内容を確認し、不要な共有を止める。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
偽サイト・迷惑連絡の設定
25|Safariの偽サイト警告をオンに
開く順番:設定 → アプリ → Safari → プライバシーとセキュリティ
- 「設定」→「アプリ」→「Safari」を開く。
- 「プライバシーとセキュリティ」まで下へ進む。
- 「詐欺Webサイトの警告」をオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
26|Safariのサイト越え追跡を減らす
開く順番:設定 → アプリ → Safari → プライバシーとセキュリティ
- 「Safari」の設定を開く。
- 「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオンにする。
- 共有端末などで閲覧履歴を残したくないときは、必要に応じてプライベートブラウズも使う。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
27|Safariの機能拡張を入れすぎない
開く順番:設定 → アプリ → Safari → 機能拡張
- 「機能拡張」を開く。
- 使わないもの、入れた覚えのないものを確認する。
- 不要なものをオフにする。
- 使う拡張も、サイトへのアクセス許可を必要な範囲に絞る。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
28|メールの開封追跡を減らす
開く順番:設定 → アプリ → メール → プライバシー保護
- 「設定」→「アプリ」→「メール」を開く。
- 「プライバシー保護」を押す。
- 「メールアクティビティを保護」をオンにする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
29|知らない相手のSMSを分けて表示
開く順番:メッセージ → フィルタ → フィルタリングを管理
- 「メッセージ」アプリの一覧を開く。
- フィルタのボタンから「フィルタリングを管理」を押す。
- 「不明な差出人をスクリーニング」をオンにする。
- 表示される場合は、確認コードなど必要な通知のカテゴリを調整する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
30|知らない電話は「理由を尋ねる」設定も検討
開く順番:設定 → アプリ → 電話 → 不明な発信者をスクリーニング
- 「設定」→「アプリ」→「電話」を開く。
- 「不明な発信者をスクリーニング」を探す。
- 利用できる場合は「通話の理由を尋ねる」を検討する。
- 「消音」を選ぶなら、正規の着信も鳴らない可能性を理解して設定する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
通信・共有の設定
31|AirDropの受信範囲を絞る
開く順番:設定 → 一般 → AirDrop
- 「設定」→「一般」→「AirDrop」を開く。
- 普段使わない人は「受信しない」を選ぶ。
- 家族などと使う人は「連絡先のみ」を選ぶ。
- 必要なときだけ範囲を広げ、用が済んだら戻す。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
32|使わないWi-Fiへの自動接続を止める
開く順番:設定 → Wi-Fi → 対象のⓘ → 自動接続
- 「設定」→「Wi-Fi」を開く。
- 対象ネットワークの右にある丸い「i」を押す。
- 「自動接続」をオフにする。
- 不要なら「このネットワーク設定を削除」。保存済み一覧は「編集」から確認できる場合があります。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
33|Wi-Fiごとの識別情報を使い分ける
開く順番:設定 → Wi-Fi → 対象のⓘ → プライベートWi-Fiアドレス
- 対象Wi-Fiの詳細画面を開く。
- 「プライベートWi-Fiアドレス」を確認する。
- 新しいiOSでは「固定」または「ローテーション」、旧版ではオンになっているか確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
34|見覚えのないVPN・管理プロファイルを確認
開く順番:設定 → 一般 → VPNとデバイス管理
- 「VPNとデバイス管理」を開く。
- 表示されるVPNやプロファイルの名前・提供元を確認する。
- 不要・不審と確認できたものは、詳細から削除を検討する。
- 判断できなければ携帯会社や端末管理者に確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
35|有線アクセサリを無条件で許可しない
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → 有線アクセサリ
- 対応するiOSでは「有線アクセサリ」を開く。
- 「常に許可」ではなく、確認を求める設定やロック解除時だけ許可する設定を選ぶ。
- 旧版では「Face IDとパスコード」の「アクセサリ」などを確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
36|写真を送る前に撮影場所の情報を外す
開く順番:写真 → 共有 → オプション → 位置情報
- 「写真」アプリで送りたい写真を選ぶ。
- 四角から矢印が出た「共有」を押す。
- 「オプション」を開き、「位置情報」をオフにする。
- 確認してから共有先を選ぶ。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
追加の保護の設定
37|新規登録は「メールを非公開」も活用
開く順番:設定 → 自分の名前 → iCloud → メールを非公開
- iCloud+利用者は「メールを非公開」を開く。
- 「新規アドレスを作成」を押す。
- どのサービス用か分かる名前を付ける。
- 新規登録でそのアドレスを使い、メールが届くか確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
38|Safariの通信にはプライベートリレーも
開く順番:設定 → 自分の名前 → iCloud → プライベートリレー
- 「iCloud」から「プライベートリレー」を開く。
- 利用できる地域・契約ならオンにする。
- 普段使うサイトでログインや表示に問題がないか確認する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
39|iCloudの「高度なデータ保護」は復旧準備とセット
開く順番:設定 → 自分の名前 → iCloud → 高度なデータ保護
- まず復旧用連絡先や復旧キーなど、案内される復旧方法を準備する。
- 同じApple Accountの端末が対応条件を満たすか確認する。
- 「高度なデータ保護」を開き、説明を読んで有効にする。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
40|標的型攻撃が心配な人はロックダウンモード
開く順番:設定 → プライバシーとセキュリティ → ロックダウンモード
- 「ロックダウンモード」を開く。
- 使えなくなる機能などの説明を読む。
- 必要性を判断したうえでオンにし、画面の案内に従って再起動する。
公式手順:Appleサポートでこの項目を確認する
さらに確認したい8つの追加設定
ここからは用途や管理できる範囲で選ぶ項目です。特にSIM PINやセキュリティキーは、仕組みを理解せず一気に設定しないようにしましょう。SIM PIN:SIMの持ち出し対策。ただし番号を推測しない
設定 → モバイル通信 → 対象回線(複数ある場合)→ SIM PIN
SIMやeSIMの利用をPINで保護できます。現在のPINを携帯会社に確認し、分かった状態で有効にしてください。再起動時などに解除が必要です。推測で何度も入力するとロックされ、PUKなどの手続きが必要になることも。通信会社をだました回線の再発行まで防ぐ機能ではありません。公式手順:Appleサポート
物理的なセキュリティキー:管理できる人向け
設定 → 自分の名前 → サインインとセキュリティ → 2ファクタ認証 → セキュリティキー
対応する物理キーを少なくとも2つ準備し、案内に従って登録します。フィッシング対策を強化できますが、すべてのキーと信頼できる端末を失うと、アカウントへ戻れなくなるおそれがあります。購入前に端子・対応条件と保管方法を確認しましょう。公式手順:Appleサポート
バックアップ:漏えい防止とは別に、復旧の備えも
設定 → 自分の名前 → iCloud → iCloudバックアップ
「このiPhoneをバックアップ」などの項目をオンにし、必要に応じて「今すぐバックアップを作成」を実行。最後に成功した日時を確認します。容量不足にも注意。バックアップは情報を盗ませない設定ではなく、紛失や故障から戻るための備えです。公式手順:Appleサポート
Appleの広告:自分向けの広告への利用を制限
設定 → プライバシーとセキュリティ → Appleの広告
「パーソナライズされた広告」をオフにできます。これはAppleによる広告への情報利用を制限する設定。広告がすべて消えるわけでも、サイバー攻撃を遮断できるわけでもありません。公式手順:Appleサポート
解析データの共有:協力する範囲を選ぶ
設定 → プライバシーとセキュリティ → 解析と改善
「iPhone解析を共有」や「iPhoneとWatch解析を共有」など、表示される共有項目を確認します。任意のデータ提供を控えたいならオフに。正規の品質改善用データ送信と、不正な情報窃取は別の話です。公式手順:Appleサポート
Siriの改善用データ提供:気になる人は確認
設定 → プライバシーとセキュリティ → 解析と改善
「Siriと音声入力の改善」のオン・オフを選べます。利用に必要なすべての通信を止める設定ではありません。外部AIや他社アプリへ内容を渡す機能を使う場合も、送信前の確認画面と共有範囲を読んでから使いましょう。公式手順:Appleサポート
古いパスコードを早めに無効にする
設定 → Face IDとパスコード → 古いパスコードの即時無効化
変更後に表示される場合の設定です。以前のコードを他人に知られたなら、猶予期間中の再利用を防ぐために検討します。新しいコードを確実に覚えたうえで操作してください。公式手順:Appleサポート
ポップアップの表示を抑える
設定 → アプリ → Safari → ポップアップブロック
不要なポップアップを減らしたい場合はオンにします。予約や正規の決済画面も影響を受ける場合があるため、止まったら公式サイトか確認して設定を見直します。「感染しました!」という広告の指示に従い、アプリを入れたり電話したりしないこと。公式手順:Appleサポート
設定以外でも、渡す情報を減らしておこう
- 使わないアプリは削除し、不要な会員登録も整理する。アプリを削除するだけでは退会やサーバー上の情報削除になりません。
- 登録フォームの任意項目は、本当に必要か確認。本人確認が必要なサービスでは正確な情報を使い、不要な情報まで追加で渡さないようにします。
- カレンダー・リマインダー・ヘルスケアなども「プライバシーとセキュリティ」から、表示されるアプリ権限を同じ考え方で確認します。
- 銀行・通販・SNSは、サービス側の追加認証、ログイン通知、利用通知も確認。iPhoneの設定だけでは有効になりません。
- 電話の相手に言われるまま、画面共有や遠隔操作を始めないこと。正規のサポート機能でも、相手を間違えると情報を見せることになります。
- 追加キーボード、AIアプリ、翻訳アプリにも、入力内容や貼り付けた文章が渡る可能性があります。提供元と権限を確認し、身分証・認証コード・銀行情報を安易に貼り付けないようにしましょう。
「押してしまった!」ときは、何をしたかで対応を分けよう
ここで焦って、検索広告や画面に出た「サポート窓口」に電話すると、さらに被害が広がることも…。まずは落ち着いて、次のどこまで進んだかを確認します。| 起きたこと | まずやること |
|---|---|
| 怪しいリンクを開いた | ページを閉じ、入力・ダウンロード・許可はしない。iOSを更新する。開いただけで必ず感染したとは限らない一方、古いOSの弱点が悪用される可能性はあります。 |
| パスワードを入力した | 安全な公式アプリ・サイトからすぐ変更。同じものを使う他サービスも変更し、ログイン履歴や利用中のセッションを確認。追加認証も見直します。 |
| 認証コードを渡した/ログインを承認した | 既にログインされた可能性があるため、サービスの正規窓口へ連絡。パスワード変更だけでなく、不審なセッション・連携・復旧情報も確認します。 |
| カード番号を入力した/不明な決済がある | カード裏面など、確認済みの正規窓口へ連絡し、利用停止や再発行を相談。明細を保存します。 |
| 不審なアプリ・プロファイルを入れた | 表示内容や名称を記録し、Appleや管理者の正規窓口へ相談。重要アカウントの変更は信頼できる別の端末から行うことも検討します。 |
| iPhoneを盗まれた | 「探す」またはiCloud.com/findから紛失としてマーク。通信会社と警察へ連絡し、自分で犯人を追いかけない。「探す」から端末を削除しないでください。 |
対応の確認先:Apple Accountの不正利用が疑われる場合/iPhoneやiPadが盗まれた場合/IPA:漏えい後の対処
よくある疑問もまとめて解決〜!
VPNを入れれば全部安全になる?
なりません。VPNは通信経路の保護などに役立ちますが、偽サイトへ自分で情報を入力する行為や、登録先企業の情報流出まで防ぐものではありません。まずは更新、使い回しの解消、追加認証を優先しましょう。毎日履歴を消せば個人情報は守れる?
端末上の履歴を減らすことと、アカウントを乗っ取られないことは別です。履歴を消しても、送信済みの情報やサービス側の記録まで消えるわけではありません。写真や位置情報の許可を止めれば、以前送った情報も消える?
消えません。許可を止めることは、以後その経路で情報を渡す範囲を見直す操作です。サービスに保存されたものは、サービス側の削除手続きや保存方針を確認しましょう。親のiPhoneを代わりに設定していい?
本人に「何が変わるか」を伝えながら、一緒に進めるのがおすすめ。特に着信の消音、写真の制限、復旧方法は生活に影響します。新しいパスコードを家族みんなで共有する運用にはせず、本人が使えて戻せる状態にしましょう。10回失敗したらデータ消去、もオンにすべき?
全員に一律ではおすすめしません。入力ミスや家族の操作で、本人がデータを失うリスクも考える必要があります。バックアップとパスコードの管理ができるかを先に確認しましょう。古いiPhoneを使い続けても大丈夫?
機種ごとの更新提供状況によります。まずソフトウェアアップデートを確認し、Appleのセキュリティリリース一覧も見ましょう。長く修正が提供されなくなった機種は、買い替えを検討する判断材料になります。家族と一緒に。最後の確認リスト
- iOS・アプリの更新を確認した
- 推測されにくいパスコードを、自分で管理できる
- 通知の本文がロック中に丸見えにならない
- 「盗難デバイスの保護」と「探す」を確認した
- Apple Accountの追加認証・復旧方法を確認した
- 重要サービスのパスワードを使い回していない
- 写真・連絡先・位置情報の許可を見直した
- 偽SMSを受け取っても、公式アプリから確認できる
- 必要な電話や認証コードを受け取れる
- 紛失時に何をするか、家族と確認した
公式情報・確認資料
各設定の直下に、その操作を確認できるApple公式リンクを付けています。設定名・提供条件は変更されるため、表示が違う場合は公式ページで利用中のiOSを選択してください。この記事の優先順位や設定例は、公式情報をもとにした編集上の提案です。










